本郷ふじやま公園 工作棟に待望の冷暖房 夏・冬の教室数増加へ
本郷ふじやま公園(鍛冶ケ谷1の20)の園内にある工作棟で、7月10日から改装工事が行われる。棟内に冷暖房設備を設置して、夏場や冬でもより快適に利用できるようにするという。
昨年開園から10周年を迎えた同園。約9haの敷地には古民家や旧跡、炭焼窯、弓道場、農園、工作棟などを備えている。
今回改装工事が行われるのは、同園古民家ゾーン内の工作棟。2003年の開園当時からある建物で、創作人形やそば打ち、粘土工芸などのさまざまな体験教室を開催している。
工作棟は古民家と調和するものということで、木造で瓦屋根という外装で、昔の家屋の雰囲気を残している。一方で電気容量が少ないことに加え、天井が高く地面と建物の間に隙間がある構造から冷暖房設備が設置できない状態だったという。
そのためこれまでは暑い夏場や冷え込む冬には、教室を行っても参加者が少なくなるため、開催する教室の数を通常よりも少なくしていた。
開園以来、同園運営委員会ではより快適に利用できる施設とするため、横浜市環境創造局南部公園緑地事務所に対して電気容量の増加や改装を要望してきた。その結果、昨年には電気容量を増加。冷暖房設備を導入できる状態になったことから、今回の改装工事が決まった。
改装工事では、棟内に冷暖房設備2基を設置する。また、地面と建物の間にある隙間を棟内からふさぐような仕組みにすることで、冷暖房効果が保てるようにする。隙間を棟内からふさぐため、外装は変えずにこれまでの工作棟の雰囲気を維持することができる。
同園運営委員会の辻登事務局長は「工事が終われば、より快適に使ってもらえると思う。多くの参加者やボランティアの人にも来てほしい」と話している。
工事は7月10日から8月31日までの期間に実施。この間は体験教室は休講となり、9月以降に再開される。
問い合わせは同園運営委員会【電話】045・896・0590。
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