栄区内の神輿保存会4団体による「栄区神輿連合」(工藤吉成会長)がこのほど発足した。11月1日には、本郷中学校で行われた「第15回栄区民まつり」に登場。初めての神輿渡御を行い、会場を盛り上げた。
同連合は笠青睦会、桂公田神明社神輿保存会、本郷睦春日会、子ノ神日枝神社神輿保存会の区内で活動する4つの神輿保存会によって構成。参加する各団体について区民に知ってもらうとともに、地域発展や人々との交流、区民まつりを盛り上げることなどを目的として誕生した。
工藤会長が所属する桂公田神明社神輿保存会でも2、3年前から「区民まつりで神輿を出したい」という声が上がっていたというが、各団体間での調整が難しいなどさまざまな点から、実現には至っていなかった。しかし、今回は地域からの要望もあり、区民まつりへの神輿の参加を検討。2カ月ほど前から区と各団体の間で話し合いを重ね、初めての連合という形で参加が実現した。工藤会長は「区民まつりに出るなら、1つの団体が単体で参加するよりも、栄区全体として参加して盛り上げたいという思いがあった」と話す。
今年の区民まつりでは、桂公田神明社神輿保存会の万灯神輿を使用した。当日はステージで紹介を受けた後、4団体の会長がそれぞれあいさつ。多くの観客が集まったステージ前で甚句を歌い、会場を盛り上げた。その後神輿は同校をスタートして、本郷台駅方面へ向かって渡御。威勢の良い掛け声とともに、本郷台駅前広場まで練り歩いた。
初の渡御を終えて工藤会長は「初めてで手探り状態だったが、成功したのでは。今回の反省を来年以降につなげられれば」と話した。
同連合は来年以降も区民まつりへの参加を継続していく予定だという。
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