桂公田町会(原恒雄会長)は11月22日に町会として初めて、6地区全体で行う総合防災訓練を実施した。当日は町会の役員や消防団、住民など300人以上が参加。町会全体で災害に向けた備えを確認した。
同町会は、区内の桂町と公田町のほぼ全域を占める自治会。第一地区から第六地区まで、6地区に分けられている。
これまでには、毎年地区ごとにそれぞれで防災訓練を行っていた同町会。全国的にも災害が増加している中で「大きな災害が起きた時に、町会としてどのように対応していけばよいのか」といった考えから、初めて6地区全体をまとめた総合防災訓練が企画された。
今回の訓練では、午前8時に相模湾を震源とするマグニチュード7・5の地震が発生したと想定した。住民たちは各地区で指定された、いっとき避難場所に集まった後、4カ所に分かれた方面別避難場所へ避難。各地区は災害対策本部が設置される町会会館と無線でけが人の情報などを伝達し、けが人役を会館へ搬送して救護を行った。その後、けが人役以外は公田中央公園へ集合。テントやトイレの組み立て、発電機の使い方の確認、炊き出しなどを行い、災害時の動きや避難経路を確認した。
同町会の地域防災拠点は、地区ごとに公田小学校や本郷中学校など4カ所に分かれている。しかし、実際に災害時に各拠点へ避難できない場合も想定し、今回は公田中央公園を町会の避難場所として指定した。
初めての総合防災訓練を終えて原会長は「大勢の人たちが集まってくれた。まずは住民たちに町会の取り組みについて知ってほしい。今回出た問題を、今後の訓練に取り入れていければ」と話し、来年以降の訓練にも意欲を見せた。
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