神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
栄区版 公開:2015年6月4日 エリアトップへ

本郷台駅周辺地区 まちづくり構想を策定 今後は駅前から整備へ

社会

公開:2015年6月4日

  • LINE
  • hatena
駅前は来年度からの整備を目指す
駅前は来年度からの整備を目指す

 栄区は5月22日に「本郷台駅周辺地区まちづくり構想」を策定した。区ではこの構想を指針として本郷台駅周辺地区のまちづくりを進め、駅前広場や駅前公園の再整備、国有地(南小菅ケ谷住宅)開発の誘導、商店街の活性化などを推進していく。

 全国的に少子高齢化や人口減少などが進む近年、区内でもこうした影響を受け、以前と比べて本郷台駅周辺の状況も変化している。そこで区では2016年度までに予定されている国有地の売却に伴う開発を契機に、本郷台の発展に向けた新たなまちづくりを検討してきた。

 構想では「区民が主役のまちづくり」「郊外の生活を支えるまち」「水と緑と人がたたずむまち」「福祉と文化とアートが香るまち」「賑わいのあるまち」という5つの目標を掲げた。区ではこの目標を達成するために駅前広場・公園の再生、いたち川沿いの国有地の活用といった方針に基づいてまちづくりを進める。 

 駅前は商店街を含めた一体的な開放空間として再整備。国有地は地区計画制度を適用して、本郷台駅前にふさわしいまちづくりへ誘導する。また、道路整備に伴うバス路線の拡充や、一過性ではないイベントの開催なども考えて商店街との連携も強化していく。

 まずは、今年度中に駅前広場・公園の一体整備に向けた設計を行い、来年度から整備していく予定だ。栄区区政推進課の担当者は「ここからがスタート。皆さんと議論をしながらまちづくりを進めていきたい」と話している。

101件の意見集まる

 構想の策定にあたり、区では昨年7月に自治会町内会や商店会、学識経験者などが集まって「本郷台駅周辺地区まちづくり懇談会」を設立。この懇談会で構想を検討するとともに、まちづくりの専門家による専門部会や交通機関事業者らの公共機関部会での議論、大学生等を対象としたワークショップを行うなど、さまざまな形でまちづくりについて検討を進めてきた。

 2月には素案を公表して区民からの意見募集も実施。50の個人・団体から全101件の意見が集まった。内訳では構想全体に関する意見が約3割と最も多く、落ち着いた雰囲気や自然が近い現在の本郷台の持つ要素を生かしたまちづくりを望む意見が多く出た。

アクセス・国有地に関心

 また本郷台へのアクセス改善に向けたバス路線の拡充や、国有地跡地の活用に関する要望も多数あがった。区では集まった意見を踏まえて、上郷公田線等の道路整備に合わせたバス路線拡充についてバス事業者等との協議を進める方針。国有地跡地利用に関しては現時点でどのような施設にするかは未定だが、集まった意見は区民要望として事業者へ伝えていくという。

 今回策定された構想や構想の概要版は、区役所区政推進課企画調整係窓口で配布しているほか、区のホームページでも見ることができる。詳細は企画調整係【電話】045・894・8161。

栄区版のトップニュース最新6

全校開始も、喫食率0.9%

ハマ弁

全校開始も、喫食率0.9% 教育

依然、完全給食求める声も

2月23日号

新大船商店街で初の朝市

新大船商店街で初の朝市 経済

県内約30店舗が一堂に

2月23日号

一般会計実質1.3%減

市新年度予算案

一般会計実質1.3%減 政治

子育てなどに投資

2月16日号

創部4年目ながらも躍進

飯島中柔道部

創部4年目ながらも躍進 スポーツ

新人戦県大会で準優勝者も

2月16日号

旧耐震基準宅を戸別訪問

横浜市

旧耐震基準宅を戸別訪問 社会

熊本地震受け啓発強化

2月9日号

スマホの使い方考えて

スマホの使い方考えて 社会

小学生集まり初のサミット

2月9日号

あっとほーむデスク

  • 2月23日0:00更新

  • 11月3日0:00更新

  • 9月8日0:00更新

栄区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2017年2月23日号

お問い合わせ

外部リンク