明日3月11日で東日本大震災の発生から5年が経過する。現在、栄区では震災の記憶を風化させないために、「私は忘れない〜3・11の記憶〜」と題してメッセージやパネルの展示などを行っている。
区では震災以降、募金活動や民間団体などによるボランティア活動、防災講演会などを通じて宮城県石巻市や仙台市と交流を進めてきた。震災から5年が経過するにあたって栄区から被災地の今に思いをはせ、改めて震災について考える機会をつくろうと今回の取組が企画された。
共通企画としては区役所ロビーや栄公会堂をはじめ地区センターなどの区民利用施設、地域ケアプラザ、区福祉保健活動拠点、区内の市立中学校で、石巻市や仙台市からのメッセージや写真のパネルを展示。区役所職員が直接現地を訪れ、取材をして集めた思いや現在の状況などを知ることができる。
また各会場では区民から被災地に向けたメッセージも募集中。集まったメッセージは3月21日(祝)に本郷中学校を会場に初開催される「栄防災フェア」で展示された後、被災地に届けられる予定だ。
特別企画で追悼も
共通企画以外にも、特別企画として「栄防災フェア」を開催。さらに豊田地区センターでは「東日本大震災メモリアルデー」のイベントを企画している。
このイベントでは震災が発生した午後2時46分に館内で黙とうを実施し、4時からはロビーで震災のチャリティーソング「花は咲く」を合唱する。その後5時30分からは「キャンドルの夕べ」を行い、追悼の思いを込めて屋上にキャンドルを灯す。同館の伊藤進館長は「震災を風化させてはいけない。もう一度思いをはせて、我々の思いを被災地へ届けられたら」と話している。
特別企画への参加申し込みは不要、当日直接会場へ。共通企画は3月21日まで開催している。
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