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栄区版 公開:2016年8月11日 エリアトップへ

さかえ・ほっとスクール 17年目で活動に幕 栄公会堂でお別れイベント

文化

公開:2016年8月11日

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江ノ島水族館やみなとみらいにも外出
江ノ島水族館やみなとみらいにも外出

 2000年から毎夏、障害のある子どもたちを楽しませてきた栄区障害児余暇支援事業「さかえ・ほっとスクール」が今夏で終了する。8月20日(土)に栄公会堂で行うイベント「さかえ・ほっとスペシャル」で幕が引かれる。

 同事業は1998年に栄区役所が行った地域福祉のニーズ調査の中で、重度の知的障害のある子どもたちの保護者から寄せられた「長い夏休みをどう過ごしたらよいのか?」「何をして日々を過ごしたら…」という切実な声に応える形で事業化し、2000年8月から区の自主企画事業「栄区障害児サマースクール」としてスタートした。

 区内在住の小学校4年生から養護学校高等部の知的障害児・者を対象に夏休みの2日間(第7回までは3日間)に調理体験やプール遊び、近隣観光地への遠足を実施。昨年度までで約600人、ボランティア約1700人が参加している。

 参加者の声をまとめた文集「ほっとな思い出」には毎年「楽しかった」「来年も参加したい」「みんないっしょがいいね」など子どもたちの声や「夏休みの思い出を作って下さってありがとうございます」「ほっとスクールの参加で、ひとまわりもふたまわりも成長した」と保護者からの感謝の言葉が綴られている。

 事業開始から8年後には区が運営から離れ、事業名を「栄区障害児余暇支援事業さかえ・ほっとスクール」と変更し実行委員会形式で継続。全17回の開催をもって幕を閉じる。その背景には障害児の余暇支援サービスの選択肢が増えてきたこと、実行委員会やボランティアスタッフの高齢化、始めた当初の形での運営が困難になったことを挙げる。

 大森眞由美実行委員長は「区制30周年という大きな節目で一区切りをつけようと思った。今までと同じでもニーズがないとは思わないが、事業の根本的な見直しが必要なのは確か。時代の変化に対応した新たな形で事業の再出発が図れれば良いと思う。今後にむけて展開があることを期待します」とコメントした。

多く人の参加で盛大な最後に

 17年間の「さかえ・ほっとスクール」の集大成として8月20日(土)、栄公会堂ホールでスペシャルイベントが開かれる。時間は午後1時30分から3時30分(開場1時)。これまでの活動をまとめた映像鑑賞会や本郷特別支援学校の新旧の教諭たちで結成された♯0(シャープゼロ)の演奏、栄区いたち川マスコットの「タッチーくん」とのじゃんけんゲームと盛りだくさんの内容。さらに公会堂ロビーでは協賛団体による物品販売やバザーも(4時まで)。

 「これまで参加された方も、そうでない方も一緒に思い出を共有して楽しんで欲しい」と同実行委員会では呼び掛けている。詳細・問い合わせは栄区社会福祉協議会【電話】045・894・8521まで。

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