創学館サッカー佐藤選手 県U−16で優秀選手に 横浜選抜に他4人も
横浜創学館高校の佐藤翔輝選手(1年)がこのほど、地区選抜大会「県U-16ユースサッカー研修会」で大会優秀選手に選ばれた。これは同校サッカー部初の快挙。また、佐藤選手を含めた5人が横浜地区選抜として出場を果たした。
県高体連サッカー専門部などを中心に、2009年に始まったこの研修会は今年で4回目。Jクラブの下部組織に所属する選手や国体メンバーに隠れた、「部活動所属」の実力者を発掘し強化していく狙いがある。
参加資格をもつのは高校1年生だ。同校からも10人が7月と8月に行われた横浜地区の選考会に参加。各校の有力選手100人以上が集まるうち、20人の枠に5人が選抜された。9月から始まったリーグ戦に横浜選抜Bチームとして出場し、川崎や湘南選抜など8チームと順位を争った。
佐藤選手は12月まで行われた試合でMF(ミッドフィルダー)として実力を発揮。技術力やスピード、判断力などが総合的に評価され、15人の大会優秀選手の一人に選ばれた。過去、選抜選手として部員を輩出し続けている同校だがこれは初めてのこと。顧問の檜山和孝教諭(45)=写真上・左=は「県のU-16のベストイレブンに選出されたに等しい」と喜んだ。一方、佐藤選手は「(選出された日は)はじめて横浜選抜Bチームが試合に勝てた日でもあったので、チームとして勝てたことの方が嬉しかった」と振り返る。
韓国で交流試合も
兄の影響で小学1年からサッカーを始めたという佐藤選手。同校では1年生ながら6月から試合出場を果たしている。「部活動では自立した選手の育成を目標に、技術だけでなく生活面や授業態度も重視している」と檜山顧問が話すように、ピッチの外の態度も評価されてのことだった。早朝や部活終わりのグラウンドには、黙々と自主練習に励む姿がある。今回の大会ベスト15入りは、積み重ねた努力がもたらした結果といえる。佐藤選手は「県1位のMFになることと、プロでも通用する選手になることが目標」と話した。
県は中国・遼寧省(りょうねいしょう)と韓国・京畿道(きょんぎど)と「三県省道友好交流ネットワーク」を結び、スポーツ交流などを進めている。大会MVPと優秀選手を合わせた16人はこれから、韓国で行われる試合に向けトレーニングを積む予定。派遣は今夏8月の最終週になる見込みだ。
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