大道中学校(木田茂樹校長)で5月10日、創立50周年記念事業オープニングセレモニーが行われた。当日は、プロバスケットボール・リンク栃木ブレックスの田臥(たぶせ)勇太選手(32)、神奈川大学女子サッカー部の矢野喬子(きょうこ)コーチ(28)の2人の卒業生が講演した。
同校は1961年、六浦中学校大道分校としてスタート。2年後の1963年5月に「大道中学校」となり、今月で創立50年を迎える。記念事業の一つとして、今回の講演が企画された。
最初に登壇したのは、1999年度卒業生の矢野さん。卒業後、湘南学院高校から神奈川大学に進み、在学中に女子サッカー日本代表に選出され活躍。今年1月に現役を引退した。矢野さんは、優勝したワールドカップドイツ大会(2011年)の映像を流しながら講演。「あきらめなければ何かが起こる。部活・勉強や自分の夢、何事も最後まであきらめないでチャレンジして」と呼びかけた。
続いて演壇に立った田臥さんは、1995年度の卒業生。バスケットの「名門」として知られる秋田・能代工業高校に進み、世界ジュニア選抜にも抜擢。その後米国に渡り、2004年には日本人として初めてNBAの公式戦に出場した。田臥さんは、「世界でプレーできたのは、失敗を恐れないポジティブな気持ちがあったから。みな夢や目標は違うけれど、いろいろなことを経験して」とエールを送った。
講演後は、生徒との質疑応答も。2人は、後輩たちの質問に気さくに応じていた。最後に、生徒会長の植木ちはるさん(3年)があいさつし、「私も、夢に向かって努力し続けていきたいです」と感謝を述べた。
今後は、事業の締めくくりとなる記念式典(11月2日(土)実施予定)に向け、準備が進められる。
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