サンタが小児科病棟 訪問 入院患児にプレゼント
「入院中の子どもたちにもクリスマスを楽しんで欲しい」――。そんな思いから、横浜金沢マリーンライオンズクラブと横浜小児ホスピス設立準備委員会は12月18日、フィンランドのサンタクロース財団公認のサンタクロースを招き、横浜市立大学附属病院の小児科病棟を訪れた。
同附属病院の小児科病棟にはクリスマスを病院で過ごさなければいけない子どもたちが30人以上、入院している。参加メンバーは感染症対策のため、手洗いをうがいを済ませた上、マスクを着用。最後にアルコール消毒をして病棟を訪れた。プレゼントはクレヨンや文房具など患児の年齢に合わせ3種類を用意。サンタクロースは1人ひとりの病室を見舞い、「メリークリスマス」と言いながらプレゼントを手渡しして回った。子どもたちは手を振って大喜び。「大きくてびっくりした」「おひげがたくさん」「今度はいつきてくれますか?」などと感想を話した。
小児科病棟の竹井陽美看護師長は「子どもの笑顔がキラキラ輝いていて良かった。辛い治療の励みになったのでは。毎年続いてくれれば」と話した。
「実現するまでに2年かかった。子どもたちの笑顔を見て、やって良かったと思う」というのは同LC(ライオンズクラブ)の岩崎貴裕さん。今年からサンタクロースを呼ぶ事業を手掛けている。「自分一人では何もできなかった。協力して下さったみなさんに感謝したい」と話す。
「子どもたちが心から喜んでいる姿を見て、涙が止まらなかった」というのは同準備委員会のメンバーでスマイルオブキッズの田川尚登代表理事。同準備委員会は現在、金沢区に小児ホスピスを設立するための準備を進めている。「金沢区は横浜市内でも自然に恵まれた環境がある。行政にも働きかけて、ぜひ実現していきたい」としている。
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