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公開日:2015.05.28

金沢区運営方針
健康と生きがい追求
環境未来都市は継続課題

  • ウォーキングにも注力

 金沢区はこのほど、2015年度の区政運営方針を発表した。昨年度に引き続き環境未来都市を目指すが、新たに今年度策定される地域福祉保健計画の策定を踏まえ、更なる健康や生きがいづくりの充実を図りたい考えだ。

 基本目標は「地域の皆さまと共に考える、挑戦する、つくる!〜訪れたい、住みたいまち・環境未来都市金沢を目指して〜」。目標達成に向け、5つの施策を柱に進められていく。

 まず「目指せ!環境未来都市」では、少子高齢化や環境問題などの地域課題解決に向け、企業や大学などと連携しながら地域活性化策を進める。子育てや防災などに役立つオープンデータや情報通信技術を活用していく予定だ。

 次に「金沢の魅力をもっと発信!歴史、自然、観光、大学、産業のまち金沢」ではこれまで地域や大学、産業などと協働で行ってきた事業を発展させる。また、昨年度に締結した「歴史プロモーション協定」を基に、県立金沢文庫と連携した講演や横浜市歴史博物館との小学校での授業を行う。

 3つ目は「すくすく育て!かなざわっこ」。地域や関係機関とのつながりを強め、身近な子育て支援を充実させる。区内の保育園が行う支援事業なども公開し、ただ子どもを預けるだけではない保育園の活用方法を提案していく。

 「防災力・災害対応力、アップ!」では、災害発生時に地域防災を円滑に進められるよう、人材育成や工業地帯も含めた民間業者との連携を強化し共助に備える。さらに昨年発生した台風や土砂災害を受け取り組みを強化。2月に導入した、電話で一斉に情報を配信・収集し自治会町内会などに提供できる「緊急時情報伝達システム」の運用と改善を進めていく。

 今年度から新たに加わったのが「誰もが健康で生きがいを感じられる地域の実現!」。地域福祉保健計画の策定を踏まえ、昨年注力した健康づくりの面だけでなく地域のつながりや生きがいづくりなど「暮らし全般」の充実を目指す。「かなざわ健康インフォメーション事業」を新たに立ち上げ、ウォーキング情報の公開や研修会を実施。生活習慣病予備軍である子育て世代に向けても、健康に関心を持つ機会を提供していく予定だ。

 これに区役所サービスの充実を加え、各施策を推進。来年度末移転予定の新庁舎の整備や、区民と行う記念イベントも進めていく。

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