金沢区・磯子区版 掲載号:2015年10月29日号 エリアトップへ

神奈川県内を中心に天文普及活動に取り組んできた 山田 陽志郎さん 並木在住 60歳

掲載号:2015年10月29日号

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天文の知識 地域へ還元

 〇…プラネタリウム解説や番組製作、天文教室の講師、執筆・翻訳――国立天文台天文情報センターなどに勤務し、長年「天文の面白さ」を広く伝えることに取り組んできた。今年3月に定年退職し、改めて地域へ目を向ける。近所を散歩し「新鮮さ」を感じる日々。「これまで培ってきた天文の知識や経験を、使っていただけるのであれば何でも協力したい」

 〇…小学6年のクリスマスプレゼントが天体望遠鏡だった。「毎晩見てもあきなかった」。寒さをこらえて見た月の明るさは今でも鮮明に覚えている。「のめり込む体質」と自ら評すとおり、天体への興味は尽きることなく、大学で天文学を専攻。アルバイト先の博物館で、プラネタリウム解説の魅力に目覚めた。「研究より、その楽しさを伝える方が合っていると思った」

 ○…著書だけでなく、訳書も多数。英語力は必要に迫られ身につけた。大学院を卒業し、現・杉並区立科学館で働き始めたものの、文献は英文ばかり。「読めないと仕事にならなかった」。文法書を1冊購入し再勉強。あとは実践で力を養った。人工衛星追跡用PCソフトOrbitronの日本語訳もボランティアで手がけ、多くの人が国際宇宙ステーションなどの人工衛星観測を楽しめる環境づくりに貢献。「当初は若い人から反応が結構あった」と振り返る。小惑星探査機「はやぶさ」で有名な宇宙科学研究所(相模原市)でも利用しているという。

 ○…頭の中には、天体の知識に裏打ちされたSFのアイデアが多数ある。「いつか誰かに漫画化して欲しいんです」。幼い頃の漫画家になる夢が叶えられたらと願う。現在約66万個あるという小惑星。今年8月29日、新たに発見された小惑星は自身の名からyoshiroと命名された。「知り合いを介して出会ったアマチュア天文学者がつけてくれた」。天文畑一筋で歩いてきた”ごほうび”に嬉しそうに笑った。

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