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金沢区・磯子区 コラム

公開日:2016.06.02

安産の道
ママへのススメ10
協力:山本助産院 担当:荒木関由希助産師

 お産と言えば、なくてはならないものが陣痛です。陣痛と聞くと、「痛い」「怖い」などのネガティブなイメージを抱く方がほとんど。でも、中にはお産を終えて「気持ちよかった」「赤ちゃんが降りてくるのがわかっておもしろかった」と話される産婦さんがいます。



 みなさんは脳内麻薬という言葉を聞いたことがありますか?お産中はこの脳内麻薬、特にβ-エンドルフィンというホルモンが出て、幸福感を感じたり、痛みを和らげたりするように働いてくれます。しかし反対に、陣痛に対してネガティブな感情を抱くことで、アドレナリンというホルモンが出てきます。これは陣痛の痛みを強く感じてしまう働きがあります。



 では、β-エンドルフィンをたくさん出すにはどうしたらよいか、それはリラックスすることです。「いつまでこの陣痛が続くのだろう」「上の子は大丈夫かな」など不安に思うことを忘れてみましょう。難しい時には、お腹の中の赤ちゃんのことを想像してみてください。陣痛は赤ちゃんが外の世界に出ようとしている、ママに会いたいというサインなのです。「赤ちゃんは今、どんな思いなのかな」「どんな顔をしているのかな」などポジティブなイメージをしていると、自然と幸福感を感じてくるはず。するとグッとお産が進んでくることも多いです。



 上手にリラックスするには、妊娠中からヨガなどで呼吸の仕方、リラックスの仕方、力の入れ方や抜き方をマスターすることが効果的です。自分自身の身体に向き合い、陣痛の痛みを上手く力に変えて、お産を乗り越えてみませんか?

 

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