神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

片吹団地自治会 路線バスが本格運行 実証運行経て10月から

社会

公開:2016年10月6日

  • LINE
  • hatena
本格運行を記念し、式典も
本格運行を記念し、式典も

 金沢区内片吹地区で10月1日から、路線バスの本格運行が開始した。路線は京急線能見台駅と片吹地区を結ぶ循環で1日14便。9月27日には、片吹自治会館で記念式典が行われ、運行の実現を祝った。

 記念式典には地域住民や行政・京浜急行バスの担当者ら約40人が出席し、運行実現を祝った。

 挨拶に立った片吹団地自治会の山崎幸雄会長(73)は「本格運行はひとえに皆様のおかげ。今後も工夫・改善を重ね、一人でも多くの方に乗っていただける路線にしたい」と話した。また、國原章弘金沢区長は「皆さんの熱意で成し遂げたこと。路線が継続できるよう、積極的に乗ってほしい」と祝辞を述べた。

住民の努力結実

 片吹団地自治会がミニバス導入を検討し交通対策委員会を立ち上げたのは2012年。運行実現を目指し活動してきた。昨年10月からは実証実験が開始され、その採算性や安全性が検証されてきた。

 同自治会は運行に必要な利用者数を確保するため、ポスターや回覧などでバス利用を呼びかけ。また約550世帯と小規模な自治会のため、近隣の自治会・町内会の協力も仰いだ。その結果、昨年10月から8月までの1日の平均利用者は当初の目標を上回る153人に。特に8月以降は200人を超え一気に増えた。

 利用者増の一因と考えられるのが、「バスの運行が定着したこと」や「夏の暑さ」などに加え、8月に停留所を2カ所増設したことだ。その内1カ所は実証運行当初から要望があったものの、見通しの悪い交差点近くのため設置が見送られた場所だった。今回、路面にバス停留所の表示と注意喚起を促す看板を設置することで安全を確保し、警察の了解を得た。

区内2例目

 市道路局の担当者は「住民の皆さんが非常に協力的で、バス停やルートなど合意形成が比較的早かった」と話す。市は2007年から横浜市地域交通サポート事業を実施し、交通が不便な地域の改善に取り組んでいる。バスの本格運行は片吹地区で市内10地区目、区内では六浦南地区に続き2例目となる。現在、釜利谷地区、高舟台地区、東朝比奈地区でも運行に向け、取り組みが進められている。

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

金沢区・磯子区版のトップニュース最新6

こどもホスピスへ理解を

設立の動き全国各地で

こどもホスピスへ理解を

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

「食」のシェア空間が完成

磯子区洋光台

「食」のシェア空間が完成

飲食店開業など支援

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

ランドセルを海外へ寄付

金沢区PTA連絡協議会

ランドセルを海外へ寄付

15の小中学校から352個

4月11日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook