京浜急行電鉄と横浜市立大学、金沢区が連携して取り組む「空き家利活用プロジェクト」で、学生のアイデアである「日本人学生と留学生のためのシェアハウス」のリノベーションが完了した。3月7日、関係者らを招きオープニングセレモニーが行われた。
物件は金沢文庫駅から徒歩7分の築40年の木造2階建て。空きアパートだったが、和モダンのインテリアを取り入れた8部屋のシェアハウスに生まれ変わった。今後は横浜市大が一括して借り上げ入居者の受け入れを行うとともに、学生と地域住民の交流の場として活用していく予定だ。
セレモニーには関係者ら約40人が参加。國原章弘金沢区長は「空き家は難しい問題。ここに住む学生が地域活性化の核になってもらえれば」と話した。
地域交流の拠点に
このプロジェクトが始動したのは、昨年6月。同大国際総合科学部まちづくりコースの必修科目で、3年生約40人が7グループに分かれて空き家の利活用提案に取り組んだ。
今回、実行に移されたのは京急電鉄賞を受賞した「日本人学生と留学生のためのシェアハウス」。グループメンバーの一人、蓑輪萌音さんは「(空き家の)最初の状態を見ているので、完成した時はすごく感動した。学生間だけでなく、地域と交流し、さらには地域の拠点となるような場所になれば」と話した。また金沢中部地区連合町内会の高林泰雄会長は「どうなっていくか楽しみ。お祭りなどの行事にも積極的に参加し、地元に溶け込んで欲しい」と期待を込めた。
シェアハウスには、すでに日本人学生3人、留学生5人が入居することが決まっている。
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