4月1日付で磯子区長に就任した 猪俣 宏幸さん 港南区在住 58歳
顔の見える関係で信頼を
○…自身初の区役所での勤務が区長職となった。地域の人々に挨拶まわりをする中、「区民の皆さんが磯子区に誇りを持ち、街を愛していると強く感じました」。これまでの仕事はすべて市政全般に関わる部署だったため、市民、区民と近い仕事をしたいと区役所への異動を希望していた。念願が叶った今、「職責の重さを感じています」とも。「着実に、確実に仕事を進めることが皆様からの信頼を得ることにつながる」と抱負を語る。
○…東京都出身。港町への憧れと「仕事を頑張れば誰かの役に立てる」と横浜市に奉職。財政局や文化観光局、政策局などでキャリアを積んだ。最初に配属された交通局では、地下鉄の国への許認可に携わった。「今では、地下鉄を知らない人は少なくなったと思う。”人のために”という思いで仕事ができたかな」。市役所への通勤の際は、自身も地下鉄に乗車していた。「こうした大きな事業に携われたことは、やりがいがあった」と振り返る。
○…趣味は読書。シリーズものやミステリー系などジャンルは多々。「読むことに没頭することで気分転換になるんです」と笑顔を見せる。健康にも気を使っているといい、ウォーキングポイント事業の万歩計を持ち歩く。さらに「食べることも大好き」とも。「区内の魅力ある商店街や磯子の逸品の店など回ってみたい」と好奇心を見せる。
○…直近では、政策局報道担当部長を3年務めた。林文子市長の記者会見などを近くで聞く機会が多く「共感と信頼、市民を一番に考えていることが勉強になっていた」。だからこそ、区民と接する機会が多い区役所で仕事ができることに喜びを感じる。「信頼される区役所は顔の見える関係が大事」。「誠実」を胸に新たな時代の区政の舵取りを担う。
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