新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、イベントの中止が相次ぎ学校を始め公共施設の多くが休館に。時差出勤やテレワークなどを推奨する企業も少なくない中、区内の独自の取り組みを取材した。
癒しを発信
2月29日から臨時休園をしている横浜・八景島シーパラダイス(金沢区)は、「Twitterで楽しむ水族館」として毎日館内の生き物たちの様子をSNSに投稿している。シロイルカやレッサーパンダ、カピバラなど人気の生き物たちの何気ない様子やくすっと笑える可愛らしい様子など、普段の何気ない水族館の一コマを主に動画で発信。多くの「いいね」やコメントが寄せられている。
以前からSNSで生き物たちの様子は発信していた。「外出を控えている方も多い中、皆様に癒しを届けたいという思いでコンセプトを作り、毎日投稿をはじめました」と広報担当者。休園中でも生き物の魅力に触れ合ってほしいとの思いで水族館業界全体で取り組む。「動物たちが変わらず元気で過ごしている姿を見て、皆様に少しでも元気になって頂けたら」と話す。休園は15日までを予定(状況により変更の可能性あり)。
見守りにも一役
金沢区能見台で学習塾を営む清水洋平代表は休校初日から、自身のミニバンで生徒の家を巡回する=写真。マンション群の一角に車を停車すると、5分も立たずに生徒が現れ、後部に積んだ駄菓子を選び始める。「ここでプリントの受け渡しをしたり、質問に答えたりしています」と清水代表。巡回は休日なしの毎日で、ルートはSNSで知らせる。さらに授業の動画を撮影し配信も行う。「巡回と動画撮影や編集作業で、通常より忙しい」と苦笑する。
新型インフルエンザで休校が相次いだ時に、初めて生徒宅を巡ったという清水代表。「休むのではなく、何ができるか考えた」と話す。小学4年生の母親は「自分が留守の時に気にかけてもらえると安心する。子どもにとっても良い刺激になっている」と話した。
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