ひきこもり支援説明会
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金沢区の六浦地域ケアプラザ(内藤恵子所長)は、地域活動・交流自主事業の一環として地域の小中学生を対象に学習支援を行っている。元教員らのボランティアが週1回教えるこの取り組みは、9月で1年を迎えた。
「学習支援むうたん塾」と名付けられたこの事業は、同ケアプラザの地域活動・交流コーディネーターを務める山田和恵(51)さんが企画。昨年9月からスタートし、小学1年生から中学3年生を対象に週1回約1時間半、新型コロナ感染症対策を行いながら支援している。現在は、小学生10人、中学生9人が登録。主に、学校の宿題やテストの復習など児童・生徒の状況にあわせ教えている。学習面や児童・生徒の様子を連絡帳に記入し、家庭とコミュニケーションを取るなど、活動は本格的。区内では、夏休みなど期間限定で学習支援をする公的施設はあるというが、1年を通して行うのは珍しいという。
高校1年生と大学1年生の子を持つ山田さんは、子育て中に「子どもたちが安心して通えるこのような場所があったらいいな」と感じていたという。経済的負担をかけずに通ってほしいと会費は月1千円としている。
児童・生徒を教えるボランティアは、元教員や学習塾での指導経験者、大学生などで現在17人が登録。六浦東在住でボランティア代表の西川和子さん(72)は「日に日に子どもたちとコミュニケーションが取れ、今は教えていて楽しい」と充実した表情で話す。
9月17日には、横浜市立大学のボランティア支援室から6人の学生がボランティアを体験するなど、活動は地域に広がりを見せている。
第3の居場所としても
山田さんによると、むうたん塾は、家庭、学校以外の「第3の居場所」としての役割も担っていきたい考えだという。「子どもたちには安心して過ごしてもらいたい。これからもむうたん塾を続けていきたい」と山田さんは話した。
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