3月22日付で磯子警察署の署長に就任した 熊田 嘉範さん 磯子区出身 57歳
地元の安全・安心に全力
○…署長を務めるのは、前任地である川崎市の宮前署に次いで2カ所目。就任にあたり、署員らには「この地を自分たちの故郷のように愛し、住民の視点に立って仕事に励んでほしい」と呼びかけた。磯子は生まれ育った地で、警察官になってから勤務するのは初めて。「地元で働けるのはうれしいこと。このまちの安全・安心のために全力を尽くしたい」
○…「体を動かす仕事で、人の役に立つことをしたい」と、高校卒業後に警察官の道へ。交番での勤務を皮切りに、県内各地で地域の安全・安心のために注力してきた。中でも”交通畑”での勤務が長く、事故に直面した人を数多く見てきた経験から「多くは普通の人。困っている姿を見てきたからこそ、事故を起こさせちゃいけない」。交通安全教育や広報、取り締まり、交通環境の改善などを通し、1件でも悲惨な事故を減らそうと職務に励んできた。
○…滝頭小学校、岡村中学校の卒業生。「野球をしたり、よく遊んだのが岡村公園。今のトイザらスの場所にあったミリオンボウルにもよく行った」と懐かしむ。中学では柔道、高校ではラグビーに取り組むなど昔から体を動かすことが好きで、今の日課はウォーキング。一日1万歩を目標に、朝や夕方の時間にまちを歩いている。
○…育った当時のまちと比べて変わった場所もあるが、「道などよく分かっていることもあって働きやすい点もある」。まずは警察官としての視点で改めて管内各地を回り、状況を確認するために地域の声に耳を傾ける。「地域の皆さんの力を借りながら、手と手を取り合って皆さんがより一層安心して暮らせる磯子区にしていきたい」。地元の安全・安心に向けて、持てる力を発揮していく。
|
<PR>