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金沢区・磯子区 人物風土記

公開日:2021.07.01

屏風ヶ浦地区連合町内会の会長を務める
遠山 秀俊さん
磯子区森在住 81歳

技術取り入れ、若返りを

 ○…屏風ヶ浦地区連合町内会で昨年度まで副会長を務め、今年4月から会長に就任した。マンションやビルが多く、連合を構成する半数以上が共同住宅の自治会であることが特徴の一つ。「子どもが巣立ってしまい、親世代が残ってしまうことが多い」と話し、他の自治会同様に高齢化や若い世代の不足という課題に直面している。

 ○…新潟県出身。高校を出てから大阪の製鉄所で勤務し、その後、東京のエンジニアリング会社への転職を機に、約40年前から磯子区で暮らす。屏風ヶ浦を住まいに選んだのは、鉄道2路線が使える交通の便の良さから。今でも生活に不便は感じず、「当時はJRでストライキも多かったけど、今は移動も買い物にも困らない。この地域の魅力の一つかな」と語る。海が近い立地も気に入った点で、昔はよく大岡川分水路で釣りを楽しんだという。

 ○…退職後は旅行が楽しみで、北海道から九州まで国内各地の城を巡って写真に収めてきた。転職先の本社が西ドイツにあったため現役時代は海外出張もしばしば。しかし、当時はあくまで仕事が主で、あまり観光を意識することもなかった。「当時は考えていなかったけど、改めてカメラを持って国外にも行きたいな」。気軽に旅行ができる日を待ちわびている。

 ○…「仕事で使っていたのでコンピューターとの付き合いは長いよ」と明かし、自治会でも進むICT化は歓迎する。「すぐには進まないかもしれない」としつつも、若い世代の自治会参加につながることを期待してできることを進めていく。「どうしたら若い人たちも参加しやすいのか。皆で考え、取り組んでいきたい」。新たな技術をうまく取り入れ、次世代の担い手探しに力を注いでいく。

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