4月1日付で磯子区長に着任した 関森 雅之さん 磯子区在勤 56歳
区民との出会いを大切に
○…「磯子区のことを愛する熱意、地元へのプライドを持っている人が多い」。着任からの1週間、地域を回ってそう感じた。区役所勤務は、2015年から17年の南区以来2区目。「私も含めて職員には、地域の皆さんに負けないように磯子区のことを一番好きになってほしい」。磯子への愛を胸に、職務に向き合う。
○…岡山県の港町で生まれ育ち、大学進学時に上京。地方自治を学び、横浜は研究対象のまちだった。「当時は博覧会前でどんどん発展、成長していた。開港のまち『みなと横浜』に憧れた」。1988年に入庁し、財政局や政策局など管理部門を中心に勤務した。南区役所総務課勤務時は、区役所の移転を経験。区民への情報発信に努めたが、移転後も旧庁舎を訪れる区民は多かったという。「こちらが伝えているようでも、実際は届いていない場合もあると痛感した」。そうした経験を生かし、区民とのコミュニケーションを大切にしていく考えだ。
○…横須賀市在住で、休日のまち歩きが息抜き。仕事で内勤が多かった分、横浜は意識して歩いてきた。「現場に出ないと、まちを知る機会が少なかった。自分の足で歩くと、よくまちが見える」。子どもが小さい頃には一緒に出掛け、磯子まつりに足を運んだことも。「季節感が感じられたり、新たな発見が楽しい」。最近は寺社仏閣巡りも楽しみの一つだ。
○…多くの人と接する中で「一期一会」を意識。再びの区役所勤務では一人ひとりとの出会いを大切にし、コスモスミーティングなど区民と顔を合わせる機会を心待ちにする。「区内9地区で、想いや願いはそれぞれ違うはず。どんな声が聞けるのか楽しみ」。新たな出会いに期待し、区政運営に生かしていく。
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