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公開日:2022.09.22
横浜環状南線
開通時期が未定に
湘南道路も延期
国土交通省関東地方整備局と東日本高速道路(株)は8月に神奈川県圏央道連絡調整会議の結果を公表し、圏央道の未開通区間となっている高速横浜環状南線(釜利谷JCT〜戸塚IC)と横浜湘南道路(栄IC・JCT※仮称〜藤沢IC)の開通見込みを見直すことを発表した。
横浜環状南線は延長約8・9Kmの自動車専用道路で、工事初期の開通見込みは2020年度とされていた。その後、施工方法や安全対策の課題があがり、2025年度の開通予定に変更されていた。また、栄区田谷町と藤沢市城南を結ぶ、横浜湘南道路(延長約7・5Kmの自動車専用道路)は、24年度の開通をめざしていた。
しかし、環状南線の工事では21年7月に桂台地区のトンネルで巨大掘削機「シールドマシン」が故障し、1年弱の間、掘進を停止。また、周囲の生活環境に配慮するため掘削速度を遅くした。現在までに本線トンネル約1・4Km(上下線約2・8Km)と公田笠間トンネル約1・7Km(同約3・4Km)のうち、計約1・3Kmの掘進しか完了していない。
環状南線、湘南道路共に、全線の7割程度がトンネルのため、国交省と東日本高速ら事業者は「安全・安心な施工のためには、慎重な施工が必要であることから、現時点において、全体事業工程を正確に把握することは困難な状況」と判断。新たな開通目標はトンネル掘進の状況等を踏まえ改めて公表するとした。
未開通区間が整備されると、企業が集積する金沢臨海部から首都圏内陸部などへの所要時間が短縮される見込み。このため、金沢臨海部へはESR横浜幸浦ディストリビューションセンターや野村不動産Landportなど大型物流施設の進出が相次ぐ。関係者は「時期は未定となったが、開通によってもたらされる物流効率の改善や地域経済活性化などには引き続き期待している」と話した。
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