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金沢区・磯子区 教育

公開日:2023.02.09

金沢総合高
地元民話をミュージカルに
生徒が脚本や作曲を自作自演

  • 自作のミュージカルを熱演する生徒

 金沢総合高校(金沢区富岡東)の音楽IIIを選択する3年生6人が1月30日、地元に伝わる民話を題材にして創作したプチ・ミュージカルを公開授業として地域の人に披露した。

 当日は、舞台に先立ち山崎栄一教諭が編集したメイキング映像を公開。昨年11月から生徒が地元富岡に伝わる芋観音の話をもとに「芋大明神」の創作に着手した様子や、週1回全8回の授業という短い時間ながらも、イメージを膨らませ、脚本から作曲、演出、演奏、歌唱、演技などの全てを生徒の力で創作していく過程が伝えられた。

 さらに本番では、生徒は気持ちのこもった演技で観客を魅了。情景にあった効果音や音楽、歌などが随所にちりばめられたミュージカルを披露した。最後は6人全員で歌うコーラスで、歴史を自分たちが生きていく糧にしようという思いを歌いあげた。

 作詞を担当し、座長を務めた角谷美空さんは、「みんなが伝えたいことを出し合って、歌詞に繋げることができた」と話した。また「最高でした。初めてのことばかりで大変だったが、学ぶことが多かった」と振り返った。山崎教諭は「地元を知って欲しい、愛してほしいと、授業をやってきた。後ろで見ていて涙が出た」と話した。

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