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金沢区・磯子区 人物風土記

公開日:2023.10.12

磯子スポーツセンターの所長を務める
井上 兼輔さん
磯子区杉田在勤 32歳

スポーツで健康と活気を

 ○…スポーツ関連の定期教室やイベントなどを実施する磯子スポーツセンターで、今年4月から所長を務める。「健康づくりはもちろん、スポーツをすることで気持ちも前向きになれたりする。この施設が少しでも体を動かすきっかけになれば」。さまざまな形で、市民が運動できる環境を提供する。

 ○…香川県出身。横浜国立大学進学を機に、横浜へやってきた。横浜の「都会的な部分と田舎ののどかな部分が混在している」ところが気に入り、横浜とスポーツに関わる仕事がしたいと考えて進んだのがスポーツセンターなどの指定管理を行う横浜市スポーツ協会。中区や神奈川区の施設を経て、昨年から磯子で働く。中区時代は寿町健康福祉交流センターで運動指導を担当し、歌手・美空ひばりの楽曲に合わせて体を動かす「ひばりエクササイズ」を取り入れた。「体の状態は人それぞれ。歌うだけの人もいたけど、皆で集まってやるのは壮観だった」。単に体を動かすだけでなく、楽しく取り組める形を考えてきた。

 ○…兄や父の影響で、小中高と野球に打ち込んだ。高校時代には高松高校で二塁手として活躍し、秋の県大会で準優勝。「あいさつなどの礼儀、時間通りに行動する規律とかは野球から学んだ」。大学以降はプレーから離れたが、最近友人と草野球をスタート。横浜で過ごす期間は10年を超え、「プロ野球なら横浜を応援しますね」。

 ○…子どもから高齢者まで、各世代が参加できる企画を用意するが、時間や曜日によって集客にばらつきがあるのが現状だ。「『いつ来ても、活気があるね』と言われるような施設にしたい」。施設責任者として事業収支にも目を配りながら、活気のある施設を目指していく。

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