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金沢区・磯子区 人物風土記

公開日:2023.11.30

少年野球チーム「磯子区選抜」の監督を務める
清見 宏さん
磯子区中原在住 52歳

磯子を「ワンチーム」に

 ○…磯子区内の少年野球チームから選抜された選手が集まった「磯子区選抜」の監督。磯子区少年野球連盟後援のもと、仲間とともにチームを一つにまとめて横浜市内各区のチームが参加する大会で磯子区勢を初優勝に導いた。「目指してきた大会で優勝ができた。この上なくうれしい」。初の栄冠を勝ち取り、充実感をにじませる。

 ○…屏風浦小、森東小の児童たちが中心の「森ファイターズ」に所属。9年にわたり監督としてチームを率いた後、昨年から代表を務めている。近年、区内の少年野球選抜チームは屏風浦、滝頭、洋光台と3つの地区別で活動し、一つにまとまった活動は止まっていた。「区全体の選抜でなかった磯子は、各区の選抜と戦ってもなかなか勝てなかった。各区選抜大会で、良い結果を出したいとずっと思っていた」。区少年野球連盟の協力もあり、昨年10月に3地区共同で一つになった磯子区選抜が発足。今年に入ってから監督となり、「ワンチームで戦おう」とチームをまとめてきた。

 ○…港北区出身。妻の実家がある縁で、磯子区で暮らして20年以上経つ。仕事では総合建設業や住宅リフォームなどを事業とするクリーンルック株式会社の代表を務める傍ら、東京都内の専門学校で建築の講師も務める。専門学校の授業では、趣味の落語を生かすことも。「小噺を挟むと、けっこう聞いてくれるんですよ」

 ○…一つの目標を達成したが、気持ちは次に向かっている。「単独チームとは少し違い、選抜は勝つために集まったチーム。子どもたちも競い合って、成長してほしい」。磯子区選抜として12月から始まる大会で優勝を目指しながら、子どもたちと一緒に野球を楽しんでいく。

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