地元中学生による本のPOP展を開催している金沢図書館の館長を務める 小島 寿也さん 金沢区泥亀在勤 61歳
学び深める「居場所」を
○…「金沢区に配属になって最初に見た平潟湾の景色が忘れられない」。今年度から金沢図書館の館長に就任し、金沢区での勤務は初めて。来年度45周年を迎える同館について「地域の皆さまやボランティアの方々には感謝しかない。イベントや展示を盛り上げ、地域の人々が気軽に集まれる場所にしていきたい」と話す。
○…大学を卒業後、港北区の区政推進課に配属される。その後、横浜美術館や中区総務課、戸塚区戸籍課などで勤務経験を積み、昨年度まで戸塚区副区長を務めた。30代半ば頃には市の制度を利用し、東京大学大学院で2年間行政法を学んだ。「行政の基本である法律を学ぶことの必要性を実感した」。2年間の在学期間は毎日朝から図書館に入り浸り、研究にいそしんだ。
○…出身は港南区。当時は高度経済成長期で、まだ市営地下鉄もなく「遊具などがなく、土管で遊んでいた」と笑う。8歳の頃に綾瀬市へ転居。児童が急増していた時代でもあり「教室に入りきらなくて、プレハブ教室で授業を受けていた」と振り返る。25歳頃、結婚を機に妻の実家のある西区へ。現在は妻と妻の両親、娘、猫2匹と生活している。趣味は旅行とヨガ、エアロビクス。高校で写真部に所属していたこともあり、学生時代はカメラ2台持ちで旅行へ出掛けることも。毎年正月には妻と京都の寺社仏閣へ出向くのが恒例となっている。
○…中学生によるPOP展をはじめとした展示やイベントなどを通して、さまざまな楽しみ方ができる図書館づくりを目指す。「本の中に悩みの答えが見つかることも。借りるだけでなく、気軽に訪れ、くつろげる『第三の居場所』として利用していただけたら嬉しい」
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