金沢区食生活等改善推進員会(ヘルスメイト)の会長を務める 三戸 恵子さん 金沢区柳町在住 66歳
食で地域に健康を
○…町内会館や地域ケアプラザ等へ出向き、食を通じた健康づくりの大切さを地域に広めるボランティア団体「ヘルスメイト」。114人が所属し、今年で結成60周年を迎えた金沢区食生活等改善推進員会の会長に昨年4月に就任した。2月15日には記念講演会と災害時の食にまつわるパネル展を実施。「『災害時の野菜不足を補うための缶詰や乾物を紹介するなど、工夫や知恵を伝えるのが私たちの役割。今回のパネル展を通して、まずはヘルスメイトのことを知っていただけたら」と笑顔。「食べることについてだけでなく、運動や歯など、あらゆる健康に向けて活動している部分に魅力を感じる」と目を輝かせる。
○…出身は秋田県。中学の頃は両親が2人とも入院していた時期もあり、4歳下の妹の面倒を見ながら、毎日自分で弁当を作っていた。地域の人がよく、煮物などのすぐ食べられる料理を分けてくれ「自然と野菜中心の生活になっていた」と当時の食生活を振り返る。高校時代には、登校前に闘病中の父親のお見舞いへ通う生活をする中、食べることができないという辛さを間近で見て感じていた。高校卒業後は、地元で看護補助として働き始める。「子どもの頃は体が弱かったため、看護の仕事に就くことは、小さい頃からの夢だった」と話す。
○…結婚を機に六浦へ移り住み、現在は夫と二人暮らしをしながら、柳町町内会の副会長としての活動や、保育や子どもの送迎ボランティアなど、幅広く活動している。道端で知り合いに会った時の第一声は「ちゃんと食べてる?」。「活動の中で学んだことが、自分だけでなく、家族や周りの人の健康につながっていくのが一番のやりがい」と笑顔を見せた。
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