神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

帯状疱疹ワクチン 横浜市で定期接種開始 7月から、約21万人が対象

社会

公開:2025年6月26日

  • X
  • LINE
  • hatena
予診票が緑の封筒で6月下旬から発送される
予診票が緑の封筒で6月下旬から発送される

 横浜市は、発症すると痛みを伴う水ぶくれが出現する「帯状疱疹」を予防するワクチンの定期接種を7月から始める。対象は原則65歳。「帯状疱疹は一時的な疾患だが、後遺症として神経痛が残ると生活の質が下がってしまうので、この機会に接種を」と市医療局は呼び掛けている。

 対象者は今年度65歳になる人と、5年間は経過措置として70歳から5歳刻みに100歳までの人。また、今年度のみ100歳以上の人も対象。国の予防接種法に基づく定期接種として実施され、インフルエンザや肺炎球菌ワクチンと同様、対象者が希望する場合に接種を受けることができる。市内の対象者は約21万人で、予診票を同封した封筒が6月下旬から個別に送付される。市は今年度5億8398万円を計上している。

 帯状疱疹は、水痘帯状疱疹ウイルスが元で発症し、体に発疹や痛みが生じる病気。50歳以降でり患率が高くなり、70歳代で発症する人が最も多い。市によると、2022年度の65歳以上の帯状疱疹の市内患者数は約6千人。帯状疱疹後神経痛にかかった人も含めると約7500人にのぼる。

 市の担当者は「帯状疱疹後神経痛は報告によって異なるが、帯状疱疹にかかった人の10〜50%で生じるとされており、目に影響を及ぼすと視力低下や失明する場合もあるので、ワクチンで防げる病気はワクチンで予防を」と話す。

半額を助成

 ワクチンには、皮下に1回接種する「生ワクチン」と筋肉内に2回接種する「組換えワクチン」の2種があり、市は接種費用の半額程度を助成。助成後の自己負担額は生ワクチンが1回4千円、組換えワクチンが2回で計2万円。

 市の実施医療機関は約1400カ所(6月20日現在)。いずれか1種を選んで接種するが、効果の有効性や接種条件などがあるため、「不明な点は医師に相談を」とする。問い合わせは横浜市予防接種コールセンター【電話】045・330・8561(平日午前9時から午後5時)。

金沢区・磯子区版のトップニュース最新6

夏祭りのにぎわい再び

磯子日枝大神

夏祭りのにぎわい再び

8月2日・3日 長年の思い形に

7月17日

市、通報状況を初公表

精神科病院での虐待

市、通報状況を初公表

被害者らの「SOS」121件

7月17日

「CS(チャンピオンシップ)出場」に再挑戦

横浜BC

「CS(チャンピオンシップ)出場」に再挑戦

来季へ向け新体制発表

7月10日

長く親しまれる愛称を

金沢区民文化センター(仮称)

長く親しまれる愛称を

7月末まで募集中

7月10日

紙芝居演じて10年

かなみん

紙芝居演じて10年

金沢公会堂で記念公演

7月3日

改定に子どもの意見

いじめ防止基本方針

改定に子どもの意見

小中生から3400件超

7月3日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年7月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Facebook