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高校生と横浜市議が「子育てと政治」テーマに対話 学生団体企画で意見交換

政治

公開:2025年7月6日

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対話する高校生と市議のグループ
対話する高校生と市議のグループ

 県内の高校生と横浜市会議員が「子育てと政治」をテーマに意見を交わすイベントが7月1日、市会議事堂で開かれ、高校生10人と市議5人が参加した。

 このイベントは、社会貢献について考える活動を行う学生団体「SCGs

」(Social Contribution Girls)が立案した。4月から同団体の代表を務める賀屋菜々美さん(相模女子大高3年)は以前、県内のある市議が自身のサイトに掲げていた政策について話を聞きに行った際、「実際に取り組んでいる感じがしなかった」と不信感を覚えた。そこで、過去に同団体に所属していた先輩に相談し、大野知意市議(港北区)を紹介され、接点を持つ中でイベントの開催が決まった。

子育て当事者の市議参加

 賀屋さんは、「未来を作る若者と、政策を作る市会議員のつながりを作りたい」と考え、子育てや社会に関心がある高校生に参加を呼びかけ、9人が集まった。一方、大野氏は3歳の娘を育てており、会派を越えて子育て中の市議に協力を依頼し、山田一誠氏(鶴見区)、深作祐衣氏(都筑区)、柏原傑氏(鶴見区)、長谷川悦子氏(栄区)が賛同して参加した。

 イベントは市議の自己紹介で始まり、議員になったきっかけや「配偶者や恋人が議員の仕事にどのくらい理解があるか」などについても語られた。その後は生徒2人と市議1人のグループになり、市議が取り組む子どもや子育てに関する政策について話を聞いた。生徒からは「市の小児医療費無償化制度が正しく使われているのか」「子育て中の母親が相談や支援を求められる場所が少ないのでは」などの疑問が出され、市議は市の現状や制度を説明していた。

 最後には、実際に議会で質問する内容を考える時間を設けた。あるグループは、市が子どもに対して行うアンケートがどのように政策に反映されたかをわかりやすく示すべきと主張。別のグループは英語の授業をより実践的にするための施策についての質問を検討していた。

高校生「議員が身近な存在に」

 イベントを終え、大野氏は「高校生が自分の意見を持ち、それを発表することで主権者としての意識が高まる」と成果を語った。参加した岩本美湖さん(横浜高3年)は「市議から今までの自分にはない視点を教えてもらった」とし、「議員は遠い存在だと思っていたが、私たちの声を聞こうとする身近な存在だとわかった」と感想を述べた。賀屋さんは、「市議の話をもっと聞きたいと思った。対話の中で市民のことを考えていると感じた」と話し、今後も政治や身近な問題を考える取り組みを進めたいとした。

参加した高校生と市議
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