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金沢区・磯子区 社会

公開日:2026.09.24

横浜交通開発 声で高齢者の安全支える 汐見台小バスアナウンス

  • 録音に参加した児童たち=同社提供

    録音に参加した児童たち=同社提供

 磯子区などでバスを運行する横浜交通開発株式会社磯子営業所=磯子区森=は、7月23日より汐見台小の4年生6人による車内アナウンスを、同校周辺を走る70系統で実施している。横浜市交通局が協力。児童のアナウンスは降車ボタンを押した時、定時(長・短)の計3種類。

 同社では近年、バスが停止する前に立ち上がって降車口へ向かおうとする高齢者の転倒事故などが増加傾向にあり、課題となっていた。

 これまでも車内放送やポスターなどで注意喚起を行ってきたが、聞き慣れた通常のアナウンスでは聞き流されやすく、解決策を模索していた。

 そこで「子どもの声で呼びかけることで、より意識を向けてもらおう」と本企画が始動。過去にバス車内の絵の展示などで交流があった同校へ協力を依頼した。

 録音は7月初旬に学校の放送室で行われた。児童は事前に練習を重ねて臨み、緊張しながらも大半が一発で成功。参加した坂本直希さんは「いつも乗っているバスのアナウンスができるなんてうれしい」、松浦紗希さんは「発表などで聞こえやすい声を出す練習になりそうだと思った」と振り返る。「安全のため、ドアが開くまで動かないでください」の部分を担当した中籔朝日さんは「声が聞こえるか不安だったけれど、意外と練習通りにできた」と笑顔で話した。「高齢の方だけでなく、いろんな人に危険を知ってもらい、少しでも事故が防げたら」と口をそろえる児童たち。

 横浜交通開発(株)の石井歩副所長は「アナウンスにしっかり耳を傾けていただき、高齢者の車内事故を減らしていけたら。また、児童にとっても地域社会と関わる経験になればうれしい」と話す。

 6人のアナウンスは概ね1年間放送され、今後も更新される予定。

 鳥浜を通る61系統、幸浦を通る117系統でも降車ボタン押下時にアナウンスが流れる。

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