上中里地区センターの新館長 大木 成夫さん 杉田坪呑在住 59歳
ラガーマン魂で地域貢献
○…今年度から指定管理者が変わった上中里地区センターの新しい館長に就いた。「指定管理の期間は5年ですが、1年ごとが勝負だと思います。そのためには、3ヵ月ごとの目標設定が必要。職員たちがセンターに馴染むための3ヵ月が過ぎました。これからは利用者の方々とたくさんお話しさせていただき、求められているニーズを探していきたい」。優しい雰囲気も、毎月の研修実施や職員間の情報共有を徹底した引継ぎなどを語る表情は、まさに司令官そのものだ。
○…大学卒業後、都内にある繊維商社に就職。横浜に居を構え、結婚してからも、平日は仕事、休日は接待ゴルフの日々を過ごした。「定年が近づいた頃、近所で擦れ違う人でさえ、誰だか分からないことに気がつきまして。地元で働くことを意識し始めました」。その頃、今の仕事を見つけ、応募。想いを現実にした。
○…出身は大阪。会話に訛りがないが、「2時間酒を飲むと、出てきますよ」と、ニヤリ。小さい頃は体が弱く、両親から勧められたピアノを習っていたという。しかし、親への反発もあり、中学では野球部、高校からはラグビー部に所属。高校時代は、府大会で2度、決勝の舞台を踏み、甲南大学時代はキャプテンも務めた。「最終学歴は経営学部卒ではなく、ラグビー部卒だと思っています」と、誇らしげに語る。
○…子どもは独立し、現在は妻、愛犬と暮らす。趣味は、15年前に始めたという自作パソコンの組み立て。「新しいパーツが出ると、すぐに使ってみたくなるんですよ。ただ、外側を変えると妻に見つかってしまうので、中の部品だけにしていますが」と苦笑い。休日には、夫婦揃って氷取沢などに、犬の散歩に出かけることも。座右の銘は、ラガーマンらしく「オール・フォー・ワン、ワン・フォー・オール」。その言葉通り、先頭に立ってスタッフ15人をまとめながら、地域拠点の運営に取り組む。
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