磯子区ミニバスケットボール協会の理事長として、第1回区大会開催に向けて取り組む 横溝 芳雄さん 馬場町在住 58歳
互いの信頼感を大切に
○…小学生を対象とした競技、ミニバスケットボール。来年8月に磯子スポーツセンターで行う第1回区大会の準備に取り組む。「ミニバスはグラウンド競技と異なって、通りがかりの人が偶然その存在を知ることは少ない。スポセンで区大会を開くことで、多くの人にミニバスのことを知ってもらいたい」。スポーツ指導者らしいハキハキしたしゃべりで、思いを熱く語る。
○…区大会の構想が始まったのは、5年ほど前から。「保護者のみなさんも、普段は会社勤めをしている。なかなか時間が合わなくて、規定づくりや役員決めには苦労しました」と苦笑い。昨年度には区協会の組織整備を終え、区体育協会に加入。大会に向けた歩みを着実に進めている。
○…磯子ミニバスクラブの指導者となって26年。きっかけは、娘の同級生の母親との会話だった。「その奥さんがディズニーランドで、ミニバス女子チームの集団を見たんです。当時、女の子ができるスポーツがなかったので、磯子小でもチームを作ることになったんです」。初めはなんとなく練習していたが、大会に出場したことが転機に。「最初の試合で100対1とぼろ負け。選手がかわいそうでした」。それを境に指導法を独学で猛勉強。チームを県大会ベスト8進出を果たすレベルまで育て上げた。
○…生まれも育ちも磯子。小中学校ではサッカー、高校ではラグビー部に。卒業後は自動車整備士としてバス会社に10年間勤務も、会社の経営危機などから横浜市職員へと転職した。現在、娘2人は結婚し、妻、息子と3人暮らし。近くに住む孫もチームの一員だ。指導で心掛けているのは、「教えました、教えられました」。「教えていないことでミスをしても、決して怒らない。逆に教えたことができなかったときは、本人も分かっているので怒ってもくじけない。子どもたちとの間で、常にその確認を行っています」。互いの信頼感を大切に、大会運営にも取り組む。
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