杉田小学校おやじの会・初代代表として、様々な活動に取り組む 川口 俊行さん 中原在住 43歳
父親の声と力を学校に
○…創立140周年を迎える杉田小学校に、今年度発足した「おやじの会」。その代表を務める。運動会前の校内草刈りや花植え、校内イベントでの企画など、教職員や児童、PTAの手が届きにくい仕事を担う。もう一つの大きな目的は、父親同士や教員と父親との懇親の機会づくり。「お父さんたちは互いに会うことや、先生と話す機会が少ない。先生も父親の声を知りたいと思うんです」
〇…現在、会員約20人。先日は近隣の梅林小に出かけ、同校おやじの会が行う餅つき大会を見学した。「近隣の梅林小や屏風浦小では会員も多く、道具や体制も揃っていて活動や懇親会を活発に行っています。そういう体制を作っていきたい。将来的には、相互に連携できるようになれば」と熱く語る。そのためにも、会員増強は喫緊の課題だ。
〇…南区出身。小さい頃は、授業中もぼーっと窓の外を眺めていることが多かった。中学では軟式テニス、高校では電気通信部に所属し「アマチュア無線で、東南アジアの人と片言の英語で話しました」と懐かしく振り返る。人に接する、人をケアする仕事をめざして進学した東洋大では、社会福祉・社会教育を専攻。卒業を前に、市初の市民野外学習宿泊施設「上郷・森の家」のオープンを知り、「いろいろな体験ができる施設で面白そう」と、管理する市福祉文化事業団に就職。上郷や三ツ沢、南伊豆の市野外施設などを担当した。その後、組織統合で市体育協会職員となり、今は戸塚スポセンの所長を務める。
〇…結婚を機に磯子区に移り、現在は義父母、妻、娘3人の7人暮らし。趣味は潮干狩り。潮位に合わせ、ひとり海の公園へ自転車を走らせることも。座右の銘は”隗(かい)より始めよ”。「小さいことでもまずは手を付けてみる。たとえ半歩でも前に進まないと、何も変わっていかないですから」。その言葉通り、生まれたての会を次なるステップへと押し上げていく。
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