横浜磯子ライオンズクラブの新会長に就任した 勝沼 雅弘さん 中区在住 66歳
自分への挑戦続ける
○…7月から横浜磯子ライオンズクラブの新会長に就任した。責任ある立場を務めるのは新たな挑戦。「これまで以上にしっかりと、仲間から信頼されるように」と気を引き締める。クラブのモットーは「われわれは奉仕する」という意味の「We Serve」。その精神のもと、区内の障害者支援施設での交流や、盲導犬育成の募金活動などに取り組む。「奉仕の精神の発揮や会の充実を図るのはもちろん、新しい会員も増やしていきたい」と意気込む。
○…テニス仲間の誘いがきっかけで、4年前にクラブに入会した。活動を通して「これまで自分が知らなかった社会を知った」と語る。児童養護施設・誠心学園の児童との遠足では、さまざまな事情で家庭に恵まれない子どもたちに、一時でもいいから楽しみを与えたいと強く感じたという。
○…出身は鶴見区。両親と3人の兄たちに囲まれて育つ。「兄弟仲が良く、両親には甘やかされていた」と懐かしむ。学生の時は仲間たちとアーチェリーに励み、「遊んでばかりで勉強しなかった」と謙遜しながら振り返るも、卒業後は国家公務員に。家族は、離れて暮らす36歳の息子が一人。妻は19年前に亡くしている。妻のいない生活に気持ちが沈んだ時期もあったが「時間が解決してくれた」。また、当時大学に入学したばかりの息子を「しっかりと卒業させてあげたい」という思いも支えになったという。
○…「ボケちゃうからいろいろ挑戦している」と、一人暮らしの毎日を笑う。テニスは月平均4回、ゴルフは年に4〜5回やっているが、「どれも上手くないんだよ」と肩をすくめる。ゴルフは特に下手だと嘆き、仲間とプレーした際の下から2番目という結果を笑いながら話す。「気が多くていろいろと手を伸ばしてみるけど、これだっていうものとはまだ出会えていないのかな」。新会長として多忙な日々も、自分への挑戦は続く。
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