いそご「梅」の種飛ばし大会で2年続けて最長記録を更新し、優勝した 南雲 優司さん 久木町在住 40歳
地元への愛着は人一倍
○…磯子まつりで開催された、第3回いそご「梅」の種飛ばし大会。14・36mと自身が昨年作った最長記録を約1m更新し、男性の部で2連覇を果たした。今回は、1度目の試技で種が最長記録を示す看板に当たってしまい、再挑戦での記録更新。「1回目はタイミングをはじめ、全てがうまくいった感覚があったので、当たったときはかなり落胆しました。しかもこれで2回目が駄目だったら、格好悪いですし」と苦笑い。ただ結果として、1回目がいい練習になったと振り返り「来年の更新は難しいかもしれませんね」と、いたずらっぽく笑う。
○…昨年、たまたま募集の告知を見かけ、仲の良い近所の人たちに声をかけて一緒に参加した。「みんなで地域のイベントに出たいと思っていましたし、豪華な賞品もあったので」。それまで種飛ばしの経験はなし。ほおかぶり姿で出場してパフォーマンス賞を狙うも、優勝。「まさかの才能が開花しましたかね」と笑顔を見せる。今年6月には、福島県で開催された世界大会にも出場。成人男子の部で、3位入賞を果たした。
○…磯子小、岡村中と、生まれも育ちも磯子。小さいころは、暗くなっても外から帰ってこない、やんちゃ坊主だった。少年野球チームに入り、中学でも野球部で練習漬けの日々。その後、川崎の工業高校に進学し卒業後、地元に事業所を持つ(株)IHIに就職した。「もともと地元を離れるつもりが全然なくて、地域にある企業に勤めるつもりだったんです。そのために工業高校を選びました」。地元への愛着は人一倍だ。
○…現在は両親と妻、息子、娘の6人暮らし。会社のソフトボールチームで選手として活動する傍ら、息子も加入する地域の少年野球チームで指導にあたる。プロ野球のひいきは、もちろんベイスターズ。年7、8回はスタジアムに足を運ぶ。地元愛を力に変え、来年の大会3連覇と記録更新をめざす。
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