下永谷にある「大津スイミングクラブ」(大津政美代表取締役)では、今年2015年4月から学童保育とスポーツ教育を兼ね備えた子育て支援事業「スポーツ学童」を、港南区で初めて導入している。
同事業責任者でトレーニング担当の大津雅人さんは、「クラブの軸である”運動の提供”をずらさずに、増加する共働き家庭のサポートをしたいと考えた」と導入の動機を話す。
「小1の壁」が社会問題化する昨今、民間運営の学童も増え始めている。大手スポーツクラブなどで導入するところも多い中、同クラブでは既存のクラスに児童たちを入れるのではなく、学童専用のクラスで提供するのが特徴だ。
大津さんは「自分の小学生時代と比較しても、子どもたちの体力が低下しているのを実感する。スポーツ学童では運動嫌いをなくし、全員の体力を底上げしていくことも目標にしている」と強調する。
現在の利用児童は25人。放課後、同クラブのスクールバスが特定の学校へ児童たちを迎えに行き、クラブ到着後に学童が開校。宿題などを済ませた後に、45分間のトレーニングが始まる。
トレーニングでは基礎体力や敏捷性、瞬発力の向上を主眼に置いたプログラムで子どもたちを指導。「時には競争させ、優劣をつけることもある。子どもはいくらでも変わっていける。心理的な発育もサポートできれば」と大津さんは同事業への意欲を見せている。
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