県立精神医療センター(港南区芹が谷)が主催する認知症シンポジウムが9日、湘南台文化センター(藤沢市)で開かれ、約230人が専門家らの話に耳を傾けた。
第4回となる今回は「一人の理解から始まる大きな一歩」をテーマに、川崎幸クリニックの杉山孝博院長や東邦大学医学部の田崎美弥子教授ら専門家のほか、50代で認知症と診断された当事者の町田克信さんが登壇した。
杉山院長は「認知症の理解とケア」をテーマに認知症の人の行動などについて話した。「異常な言動とされるものは、認知症の人の世界を理解すれば実は異常ではないことが多い」と指摘し、「客観的な事実と違っていても、そう思っている本人にとってはそれが事実。それを否定しても、『そんなはずはない』と感情的にさせてしまう。そこを尊重して関わることでスムーズにいくことが多い」と語った。
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