国内のキッズダンス大会で最高峰の「オールジャパンスーパーキッズダンスコンテスト2021」が15日、16日に千葉県で行われ、港南区の鈴木なないさん(笹下中3年)が初出場を果たした。鈴木さんは「夢の舞台を諦めなくてよかった」と笑顔を見せた。
中学生ソロ部門は各地区予選を勝ち上がったわずか11人の選抜メンバーが技を競い合う大会。小学2年生からダンスを始めた鈴木さんは、南台小学校時代から全国レベルの大会にも出場してきたが、「スーパーキッズは夢のまた夢のような舞台だった」と振り返る。
もともと先輩らとチームで踊っていた鈴木さんだが、コロナ禍で全体練習が難しくなって以降はソロダンスの技術を磨いたという。南台小は2014年から16年まで全日本小中学生ダンスコンクールを3連覇した実績があり、鈴木さんは当時の指導者だった倉島英治さんのレッスンを現在も港南地区センターなどで受けている。倉島さんは「同世代で上手な子は他にたくさんいる。けれど身体能力が高く、特に表現力に光るものがある」と鈴木さんを評する。
「見たこともない景色」
コンテストは千葉県の舞浜アンフィシアターで行われ、鈴木さんは中学生ソロ部門に出場。コンテストでは優勝こそ逃したものの、「見たこともない景色だった。そこで踊れて、やっぱりダンスが好きだなと改めて思った」と笑顔で振り返る。
指導者の倉島さんも「スーパーキッズは世界大会優勝者でも難しいハイレベルな大会。なないよりずっと上手な先輩達でも届かなかった夢の舞台を、あきらめずに練習してこられたのが一番の要因では」と称えた。
将来はステージよりもレッスンでの指導に携わりたいと語る鈴木さん。「お母さんとケンカしたり、コーチにたくさん怒られたりもしたけど、多くの出会いもダンスのおかげ。その魅力を広めていけたら」と語った。
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