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港南区・栄区 トップニュース経済

公開日:2022.03.10

永谷小児童
地元の魅力をサイダーに
近隣コンビニなどで販売

  • サイダーの瓶にラベルを貼る児童ら

 港南区の永谷小学校6年1組がこのほど、オリジナルのサイダーを完成させ、限定販売を開始する。「地元の魅力」をテーマにした学習の一環で取り組んだもので、3月11日から近隣のコンビニやスーパー銭湯で売り出すという。



◇    ◇



 「永谷の魅力...特にないなぁ」――。そんな風に話していた児童たちが「それなら自分たちで魅力を作ろう」と、辿りついたのがオリジナルサイダーだった。サイダーの日本での発祥が横浜であることと、永谷地区には大正時代に日本一の広さを誇るブドウ園があったといわれていることから、ブドウ味のサイダーづくりを進めていった。



 商品開発には中区で長年サイダーの製造販売を営む坪井食品(株)(坪井裕平社長)の協力を得た。坪井社長とオンラインでのやりとりを通じ、サイダーの色味なども決めたという。



「優しさが巡る」



 完成したサイダーは「巡り」と名付けた。その理由を児童らは「昔から永谷では助け合う歴史があった。そういう優しさや思いが巡るのが永谷の魅力」と話す。



 サイダーづくりは児童がデザインだけでなく、宣伝や広報についてもグループに分かれて手がけた。価格は税込252円で「もっと安くしたかったけど、地球にやさしい瓶を選んだ」という。また売上の利益についても「学校や地元の愛護会、それから世界の困っている人のために使いたい」と話し合っている。



 販売は1000本限定。永谷小学校最寄りのローソン下永谷五丁目店や近隣のスーパー銭湯「極楽湯」横浜芹が谷店などで販売する。

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