神奈川県囲碁連盟主催の「第43回文部科学大臣杯少年少女囲碁大会 神奈川大会(小学生以下の部)」に、栄区囲碁普及会から出場した宮地陽哉君(日野南小5・五段)が優勝、中山翼君(葉山町立長束長柄小4・四段)が準優勝に輝いた。二人は神奈川県代表として8月の全国大会への切符を手にした。
21世紀を担う子どもに東洋の伝統文化である囲碁を広く普及し、棋界の隆盛を図る目的とし6月5日、横浜囲碁センター(神奈川区)で開催された同大会。二人は棋力三段以上の参加条件がある代表戦に出場。8人中、宮地君が優勝を収め、中山君が2位となった。
目標は「優勝」
囲碁文化の普及と発展を目指す栄区囲碁普及会(三箇豊会長)は本郷や豊田、上郷エリアなどの地区センター等で活動し、20年が経過している。二人は本郷地区センターの「本郷日曜子供教室」で腕を磨く。宮地君は小学1年生の時に、親子入門囲碁教室に立ち寄ったことをきっかけに囲碁をスタート。中山君は、祖母からプレゼントされたボードゲームの中に囲碁セットがあり、こちらも小1から囲碁を始めたという。
同教室の中澤國夫チーフは「教室には小1から高3まで15人が在籍しているが、トップレベルの二人には全国大会でもいかんなく実力を発揮してくれると期待している」と話す。また、高段者の生徒に教える特別講師、正田俱基さん(アマ八段)は「さらに高みを目指すのであれば、大局観を磨くこと」とアドバイスする。
県大会優勝に「ほっとした」と話す宮地君は全国大会へ向け「優勝します」と意気込みを語り、準優勝の中山君は「もう一歩だった。全国大会は優勝する」と闘志を燃やす。囲碁普及会の渡辺紘副会長は「二人とも大人顔負けの強さ。私では相手にならない」とその棋力に舌を巻く。
全国大会は8月19日、20日に日本棋院・東京本院で開催される。二人は本郷教室で切磋琢磨しながら、その時を待つ。
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