終戦から77年の歳月が経過し、今年も8月15日の終戦の日を迎える。戦争を知らない世代が増える中、過去の記憶や体験をどう伝えていくのか―。本紙では港南区・栄区で「平和」について学べる施設を紹介する。
あーすぷらざ
本郷台駅徒歩3分の神奈川県立地球市民かながわプラザ(あーすぷらざ)の国際平和展示室では、戦争や平和、国際社会への理解などを学ぶことができる。
戦争の足取りがわかる年表や戦時下の暮らしを物語る数々の資料、世界の戦争・紛争の状況に加え、世界が抱える環境問題や国際協力についてなども学ぶことが可能だ。
また、8月15日(月)までの間は、2階展示コーナーにて「わたしたちの暮らしと平和」と題した特別展を開催中。普段は公開されていない、同館の収蔵品の中から選ばれた約50点を見ることができる。水筒や飯ごう、教科書など暮らしにスポットを当てたものを通して、戦時中の人びとの暮らしを垣間見られる。入場無料。
常設展示室の開館時間は午前9時〜午後5時(入場は4時半)まで。休館日は祝日を除く月曜日と年末年始。常設展示室観覧料は未就学児無料、小中学生100円、高校生・学生・65歳以上の人200円、大人400円。有料駐車場あり。(問)あーすぷらざ【電話】045・896・2121
慰霊堂附属会館
上大岡駅から歩いていくことのできるかながわ平和祈念館(港南区大久保1丁目8の10)は、戦後50年の節目にあたり従来の神奈川県戦没者慰霊堂附属会館を建替え、整備された施設だ。
戦争体験を風化させず次世代に伝えるため、遺品展示ホールや戦争体験談中心の図書などの閲覧が可能。ホール内には戦没者の遺品やその「いわれ」、母にあてた遺言書、写真など200余点が展示されている。展示ホールは午前9時から午後4時半。(問)【電話】045・842・4243
|
<PR>
港南区・栄区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>