墓参りをした神大卒業生たち
神奈川大学の卒業生で構成される神奈川大学港南区宮陵会は10日、創立者である昭和初期の政治家・米田吉盛の墓参りを横浜日野公園墓地で行った。当日は同会メンバーのほか、吉盛の出身地である愛媛県の同校卒業生らも参加した。
米田吉盛は１９２８年に同校の前身である横浜学院を創立した後、衆議院議員を計４期務めた人物。吉盛の誕生日に合わせて行われたこの日の墓参りでは、吉盛が学長や理事長だった時期に学生だった17人が、線香を供え、献杯を行った。
その後、参加者は元応援団員のメンバーの掛け声のもと校歌を熱唱。日野公園墓地に大きな声がこだました。
同会の平能孝一会長は吉盛について「質実剛健、積極進取をモットーに大学を作った人」とし、「今や横浜に１万８千人の学生を有する大学となった。感謝の気持ちがある。思いを大切にしたい」と話した。
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