港南区・栄区 人物風土記
公開日:2024.06.13
第20回関東グランド古希軟式野球大会で投手として最優秀選手賞に選ばれた
五十川(いかがわ) 文悟さん
港北区篠原台町在住 75歳
尽きぬ”投魂”研さん続く
○…大会では投手として4試合、計262球を投げ優勝へと導いた。回転の良い直球と多彩な変化球が武器。自慢の直球は「ほとんど打たれなかった」と胸を張る。週の半分はチームの練習や試合に参加し、それ以外の日もストレッチなど自己鍛錬を怠らない。「技術も体力も向上中。辞める理由がない」。球児のような真剣な眼差しで、草野球道を究める。
○…野球部に所属したことはなく、子どもの頃の遊びと大学の同好会が若き日の野球経験。就職後も「多忙で野球はやらなかった」と振り返る。だが、60歳で退職すると仲間と草野球を開始。「高校(大分県立津久見)、大学(早稲田)、会社(ヤマハ)と強い野球部があり、根底に憧れがあったと思う」。より高いレベルを求め公式戦に出場する横浜ファイターズに66歳で入団。10年で84勝を積み上げた。
○…「米大リーグの観戦が趣味」と午前中はテレビを見ながら過ごす日も多い。また、プロ野球のOBや現役選手のYouTube動画で技術を学ぶなど探求心は底知れない。「猛勉強で早大合格、仕事でも営業マンとして世界中を飛び回り心血を注いだ」。何事にも徹底して取り組む性格が基礎にある。好きなYouTubeはダルビッシュ有投手のチャンネル。「紹介されていた器具で腰痛が治った。彼のお陰」と笑った。
○…現在の目標はあと16勝に迫った公式戦通算100勝。「入団時は投げる体力がなかった」というが年々体力が付き成績も向上。特に今年は6勝0敗と絶好調だ。試合数から考えるとあと2、3年かかり「球速を維持させることが最大のテーマ。少しでも休むと調子が悪くなるので毎日トレーニングをやる」。75歳の”投魂球児”は今日も白球を追いかける。
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