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港南区・栄区版 公開:2024年9月26日 エリアトップへ

モンゴルで神輿渡御を行った(一社)明日襷の代表理事を務める 宮田 宣也さん 小菅ヶ谷在住 37歳

公開:2024年9月26日

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宮田 宣也さん

亡き祖父思い、神輿担ぐ

 ○…神輿の修復や祭礼・イベント運営の相談を請け負う明日襷を創設して、約10年。国内外で多くの神輿を担いできた。今年のモンゴルでのイベントを「現地の人と神輿を通してつながれてよかった」と振り返る。「海外で神輿を担いでいるのは自分たちしかいないと思う。この流れを確立できるチームにしたい」と国際的な活動に意欲を見せる。

 ○…出身は栄区。4歳の時に家族で川崎市へ。亡き祖父は小菅ヶ谷にある春日神社の神輿の管理を行う「春日会」に所属していた。「祭りに行くと祖父の友人たちにかわいがってもらった」と幼少期の思い出を懐かしむ。厳しい父に育てられた中で、「夏は毎年小菅ヶ谷に帰るのが楽しみだった」と振り返り、そのため「今でも祭りに関わっている瞬間は祖父に会えたような気分になる」と思い出を噛みしめる。

 ○…神輿の修復に携わるようになったきっかけは大学院生時代に経験した東日本大震災のボランティア。自転車で南三陸へ向かう道中で復興イベントの一環として神輿を出すことを目指す団体と出会い、瓦礫から材料を集めて製作した。「宮大工でもあった祖父のアドバイスを受けながら挑んだ」。活動の中で集まった仲間と2013年に明日襷を結成するが、2018年に法人化するまで収入は少なく、アルバイトで生計を立てた。

 ○…「実際にそこで暮らす人々が楽しめること」を重視し、さまざまな場所で神輿渡御を成功させてきた。「開催されなくなった祭りを復活させたい人は全国にたくさんいる」と地域社会における問題意識を語り、「ノウハウを蓄積していきたい」と意気込む。祖父との思い出を胸に、国内外へ祭り文化を伝える活動を加速させる。

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