港南区・栄区 人物風土記
公開日:2025.02.27
児童と考案したカレーパンを限定販売するオンニの代表取締役を務める
近賀(きんが) 健太郎さん
上大岡西在勤 44歳
二人で叶えた”幸せ”
○…「小学生の発想はユニークで面白い」。桜岡小の6年生とタッグを組んだオリジナルカレーパンを3月中旬に店舗で限定販売する。市立南高校生とのコラボや夏休みの子どもピッツァ教室など、多忙な日々の中で地域への還元を忘れない。「上大岡で商売をさせてもらっているので、地域貢献したい。何よりお祭りみたいで楽しい」と満面の笑みで語る。
○…東汲沢小、戸塚中、市立戸塚高校とサッカーに打ち込んだ。「輝かしい成績はないけど、とにかくプロサッカー選手になりたかった」。高校卒業を経て、群馬県社会人リーグでプレーしながらプロテストを受験。ジェフ市原で給料の発生しない練習生として合格した。「歯を食いしばって頑張って良かった」。しかし阿部勇樹選手や羽生直剛選手など、後に日本代表メンバーになる才能を目の当たりし挫折した。「続けるか、やめるか悩んだけど…。プロ選手の夢は諦めた」
○…実家は戸塚区汲沢の寿司雅。「寿司はいっぱい食べたから、お米に飽きちゃって」。サッカー選手の次に追った夢がパン職人だった。3店舗での修行を経て、2015年に「ブーランジェリーオンニ」を開店。オンニはフィンランド語で”幸せ”。店名はパン職人を目指した修行時代に出会った1学年上の妻と決めていた名前だ。「北欧が好きな妻と店を持つなら『オンニ』がいいね」と約束していた。
○…「夜中1時まで働いて、家にシャワーを浴びに帰って、3時からまた仕事」。開店当時は激務だった。今年の7月で10周年を迎える。少しずつ余裕も出てきた。「上大岡に住んでいる人が『オンニがあって良かった』と自慢できるお店にしたい」。二人で叶えた夢の続きはパンで地域を”幸せ”にすることだ。
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