「横浜スカーフ親善大使」の13代目メンバーに選ばれた 水木 香さん 栄区出身 43歳
頑張る人を支えたい
○…「人を応援することが好き」。大学からチアリーディングに打ち込み、プロ野球チームのチアガールにもなった。その血が騒いだのが昨年の横浜DeNAベイスターズの日本一を見た時。「横浜の熱気を感じた。自分も携わりたい」。知人が過去のメンバーだったことで「スカーフ大使」を知り、応募した。他メンバーは20歳近く下だが、「自分と同世代の人にスカーフや横浜の魅力を伝えたい」。
○…栄区飯島町の出身。豊田小時代は内向的で本が好き。一方で、友人が演劇をやっており「(人前に出ることに)密かに憧れがあった」という。藤沢市の女子中高に進学するとダンス部へ。学校生活を通して所属し、副部長も務めた。しかし、「ダンスは自分が主役。目立ちたいけど中心にはなりたくない」とも感じていたという。
○…17歳だった98年、神大箱根駅伝優勝、横浜高甲子園春夏連覇、ベイスターズ日本一と県内スポーツが盛り上がりを見せる。だが、その時わずかに覚えた疎外感。「熱気は感じたが、女子校におり、スポーツとの関わり方、楽しみ方が分からなかった」。大学でチアリーディングと出会ったことで、客や選手のために踊り「頑張る人を支える」ことに充足感を覚えた。「自分を見てほしいのではなく、選手や観客の盛り立て役が性に合う」。自らの方向性が定まった瞬間だった。
○…大使はその延長線上にあるという。主役の「横浜のスカーフ」のPRに一役買えることに意義を見出す。現在は都内で子育てと会社員を両立する日々。「今の横浜には自分の知らない部分もある」。スカーフの普及をしつつ、「さまざまな経験を経たからこそ気付くことができる横浜の魅力を発見していきたい」と力を込めた。
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