港南区・栄区 社会
公開日:2025.06.26
上大岡が“箱根”!?
ルート変更で鉄道が開通
横浜と新橋の間に日本初の鉄道が開通したのは1872(明治5)年のことである。それから58年後の1930(昭和5)年、港南区に最初の駅「上大岡」ができた。
「線路は当初、海沿いにできる予定でした」と話すのは、港南区の交通史に詳しい港南歴史協議会の長谷川敏雄さん。開業当時の上大岡駅は湘南電気鉄道の駅だが、同線は計画当初、磯子区の海沿いを進む予定だったという。しかし、このルートが市電と被るため内陸に変更。そして、大岡川を越えた丘の上に駅が作られたのである。
この時、同社は上下線に加え、折り返しと引き込み用の計4本の線路が通せる広い土地を確保した。これが後に京急百貨店の敷地となり、現在の姿につながる。また、当時駅近くの大久保地区には花街があり「横浜の箱根」とも呼ばれ栄えた。これも駅発展の要因となった。
戦後、経済成長と共に人口は急増。港南台や上永谷など新しい住宅地が開発された。それに伴い、「地下鉄上大岡駅」(1972年)、「JR港南台駅」(73年)、「地下鉄上永谷駅」(76年)などが次々と開業し、一大ベッドタウンの港南区が完成したのである。
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