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公開日:2026.02.26
上溝出身元SC選手
瀬沼さんが母校初凱旋
引退後は「相模原のために」
上溝出身の元Jリーガーで、地元クラブ・SC相模原で2024年シーズン限りで現役を引退した瀬沼優司さんが2月13日、母校の上溝南中学校を訪れ、職業講和を行った。セカンドキャリアとして未経験の介護職に挑戦する一方、クラブのアンバサダーとして地域へ出向き活動する瀬沼さん。背景には「残りの人生は相模原のために」という強い思いがあった。
20年ぶり「体育館にエアコンが」
瀬沼さんは上南SC、上溝南中出身。筑波大学在学中に清水エスパルスの特別指定選手としてJリーグ初出場・初得点を果たすと、その後は愛媛FCや横浜FCなどでプレーした。23年夏、「クラブができた時から特別な思いで応援していた」というSC相模原に期限付き移籍で加入。キャプテンを務めた24年を最後に、惜しまれつつもユニフォームを脱いだ。
「すごく懐かしい。体育館にエアコンがついたんですね」。卒業以来、約20年ぶりに足を踏み入れた母校。瀬沼さんはサッカーボールを使ったミニゲームなどで生徒たちと汗を流した後、一人の先輩として「母校だからこそ包み隠さず伝えたい」と切り出した。「中学生の頃は、明確な夢もプロになれる自信もなかった」。等身大の言葉に、参加したおよそ15人の1年生は真剣な表情で聞き入った。
高校3年の頃、世代別日本代表の練習に参加し、プロの基準を肌で感じたことで「プロになりたい」という明確な目標ができたという瀬沼さん。「逆算して『今、何をすべきか』という短期目標を積み重ねた」と、夢を叶えるために努力した日々を振り返った。
「目標は高く」
一方で、プロ生活を終えた今感じる「後悔」も伝えた。「『Jリーガーになる』という目標は達成したが、世界までは届かなかった。最初からもっと高い目標を掲げていれば、違う努力になったはず。途中で変えてもいいから、目標は高く設定してほしい。目の前のことに全力で取り組めば、必ずきっかけが見つかる。正解はないからこそ、今の時間を大切に」と、経験を後輩へのエールに変え、優しく語りかけた。
授業を終え、サッカー選手を目指しているという生徒は「自分を見直す良い時間になった。自分も夢に向かってがんばりたい」と話していた。
「地元のためできることを」
現在瀬沼さんは、長く介護職に従事する姉の愛さんと共に設立した介護事業所「株式会社セヌー」の訪問介護ヘルパーとして、地域を駆け回る日々を過ごしている。サッカー指導者の道など他の選択肢もあった中、地元で未経験のセカンドキャリアを選んだのは、プロとして各地を渡り歩いたからこその地元への愛着から。「残りの人生は、相模原のために。恩返しというとおこがましいけれど、何か自分にできることがないかとずっと考えている」
その思いは、SC相模原の「ジモトアイアンバサダー」としての活動にもつながっている。「『相模原といえば』という誇れる存在にSC相模原はなれる。地道に熱を伝えていきたい」
引退後も地元にとどまり、キャリアの枠を超えて地域課題に向き合う元キャプテン。「今は新たな目標に向けて勉強中」。地域とクラブをつなぎ、相模原を盛り上げる存在として、さらなる活躍が期待される。
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