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港南区・栄区 人物風土記

公開日:2025.07.03

横浜港南台商店会の新会長に就任した
稲村 善徳さん
日野中央在住 49歳

活気ある港南台へ

 ○…「新役員案を見たときに、自分の名前が会長の欄にあった」と明るく話す。前会長からの打診もあり商店会の舵取り役を引き受けた。現在、会員は68店舗。連合自治会、社協と協力するテント村マルシェ&フリマや港南台バーズと実施する駅前フリーマーケットなどのメインイベントで活気ある港南台を目指す。「まちもお店も潤うようなイベントを企画したい」と意気込む。

 ○…日野中央に生まれ、大谷幼稚園、吉原小、港南中と地元で過ごした。高校は野球の強豪校「横浜商大」へ入学。「硬派な男にあこがれた」と応援団へ。入部前は優しく勧誘してきた先輩が途端に豹変。「上下関係を学びました」。筋トレ、発生練習、応援歌の動作練など「運動部よりきつかった」と笑うが、その苦労が実る。声援に押された野球部が活躍し、高校2年の夏に甲子園へ。「自分の仲間や先輩がグランドで試合をして、スタンドから皆が応援してくれた。言葉にならない瞬間だった」

 ○…本業は1952年から続く稲村クリーニング店の常務取締役として、業務、経営を社長と担う。祖父が創業し、社長が伯父で、元商店会長の叔父と父親も一緒に働いていた。「チーム稲村で港南区のクリーニングを支えています」。赤いアイロンのロゴマークに「稲村クリーニング店」と書かれた白いバンで、日夜区内を走り回る。

 ○…大学卒業後、「ハイ!よろこんで」が合言葉の大庄グループに入社。配属先が港南台店だった。「あの頃の港南台はすごく活気があった。朝方なのに、お客さんが並んでいた」と当時を振り返る。あれから20年以上が経過。コロナ禍もあり「夜は静かになった……」と寂しげ。活気ある港南台へ、新会長の挑戦がこれから始まる。

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