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港南区・栄区 人物風土記

公開日:2025.08.07

7月にSAKAESTA(さかえすた)の館長に就任した
高橋 順一さん
小菅ケ谷在勤 61歳

声を聴き、ニーズに応える

 ○…「3施設にまたがって、動けるのは館長だけ」。本郷地区センターと駅前ケアプラ、さかえ区民活動センターが一体となった「SAKAESTA」の館長に就任した。「ここでは、区民とのつながりが全て。皆さんの利用があって初めて運営が成立するので、館内の施設、三位一体となって頑張りたい」と意気込む。そのため、館長就任後は連合町内会へのあいさつ回りに出向くなど、多忙な日々を送っている。

 ○…昨年度の3月末に市職員を退職後、施設の指定管理者である横浜市福祉サービス協会に就職。市職員時代は健康福祉局で多くの時間を過ごす。「相談調整課で市民の声を直接聴いた経験が、施設で区民のニーズに応えるのに役立っている」。印象に残っている仕事はコロナ禍のドライブスルー方式でのPCR検査の手配。市内を奔走する日々を送る。「週1回しか自分の机に座れなかった」。市民のために全力を注いだ。

 ○…趣味はランニング。フルマラソンを3時間台で走る健脚の持ち主だ。10年ほど前から始めたのがきっかけで、現在はランニングチームに所属し、週6回の練習を継続している。「走ると体重が落ち、体重が落ちるとより速く走れる。このサイクルが楽しい」とアスリートの顔を見せた。

 ○…「移転前の本郷地区センターが1973年に開館なのもあり、かなり前からの利用者が多い」と施設の特徴を語る。そのため、「SAKAESTAになって4年目になるが『以前はできたことができなくなった』と言われないよう、質の高いサービスを継続する」と決意を述べた。その一方で「業務のデジタル化にも取り掛かりたい」と外部から館長に就任した立場として、施設の変革にも目を配る。

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