港南区・栄区 人物風土記
公開日:2025.10.09
20周年を迎えた港南台生き生きプレイパーク代表を務める
岡野 富茂子さん
港南区日野在住 70歳
遊び場作りに全力投球
○...ドラム缶風呂に入る子ども、七輪を囲む児童ら、泥まみれの子――。20周年パネル展で紹介されている写真には、満足そうな子どもの笑顔が多い。「冒険心や挑戦心、自由な発想をなるべく妨げないで見守ってほしい」。港南台中央公園のプレイパークには元気な子どもの声がこだまする。「遊ぶのは子どもが持っている本能だから、子ども主体で大人は黒子」と満面の笑み。
○...22歳で結婚。夫の仕事の都合で南米、ベネズエラへ。海外で出産するも、当時は政情不安で治安が悪く、安全のため高いフェンスに囲まれた中で子育てしていた。26歳頃に「これで子どもを外で遊ばせられる」と帰国。しかし、港南区も開発で自動車が多く、空き地も少なかった。「遊ぶのにアポ(約束)が必要だった」。未就園児の母親が中心となった子育てサークルを区内で初めて立ち上げるなど、地域の子育て環境改善に一石を投じた行動派だ。
○...「言うだけでしないのは愚痴と同じ」。子育てサークルの運営や子ども会など地域活動に積極的に参加する中で1996年に区役所主催の企画に応募し、子どもの生き生きスペースづくり塾を立ち上げた。「日常の中に子どもが自由に遊べる場を作りたかった」。この思いを胸に、05年にプレイパークが誕生した。
○...プレイパーク代表に加え、港南台子育て連絡会副代表などを歴任。ハンドメイドの小箱ショップやカフェが楽しめる「港南台タウンカフェ」を立ち上げた創業メンバーでもある。プレイパーク立ち上げから20年が経ち、近年の年間利用者は約2万人で推移。「共働き世帯が増えて小学生の利用が減ってきているのが心配」と危惧する。これからも港南区、横浜市内外の子どものために全力投球していく。
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